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1月31


不二家が酷いというのはもう周知の事実だろう。有名ブランドで有りながら、 本来使ってはいけない期限の切れた材料を使って製品を製造したり、 異物が混入していたりともう散々だ。


大手有名ブランドの不二家でさえこうなのだから、 他の企業で同じようなことをしている可能性は十分にある。 おそらく全ての会社を完璧に検査すれば、問題が出てくる 会社は1つや2つではすまないはずだ。


不二家の問題発覚以降、様々な企業が 自社に問題が飛び火するのを恐れて 問題になりそうな商品の自主回収を始めた。 その数はあまりニュースでは扱われないが、それなりの数である。


>1月13日ローソンで賞味期限切れの弁当を販売し、自主回収

>1月21日コカコーラで異物混入がみられた商品の自主回収
>ベルンで賞味期限切れの材料を使ったクッキーを自主回収
>おたべで賞味期限切れの材料を使った菓子類を自主回収

>1月23日三井農林で賞味期限に表示漏れのあった紅茶を自主回収
>ユニリーバジャパンで異物混入のマーガリンを自主回収
>スターバックスで消費期限切れのケーキを販売し、自主回収

>1月24日ガロジャパンで異物混入のワインを自主回収

>1月25日六花亭で原材料表示漏れの菓子類を自主回収

>1月26日オハヨー乳業で異常な味のするプリンを自主回収

>1月27日レーマンで賞味期限切れの材料を使った菓子類を自主回収
>新宿高野で賞味期限に表示漏れのあったジャムを自主回収
>サントリーで異物混入のワインを自主回収
>たねやで消費期限表示ミスのまんじゅうを自主回収
(1月28日読売新聞34面)


ほんの2週間程度でこれだけ 自主回収している。自主回収していないものもたくさんあるだろうから、 第2の不二家がないとは言い切れない。 どこの企業でも問題はそれなりに起こるのだ。要はそれを迅速に誠意を込めて 対応できるかどうかだろう。


今回、不二家は叩かれすぎだと思うのだが、03年と05年に不二家のチョコに 蛾が入っていたというのも今回の不二家バッシングに拍車をかけている。蛾が入ってるって、それは マジでイヤだ。


だから、ちょっと前、インスタントコーヒーの在庫品を 「リワーク」と称して新製品の原材料として再利用し、 それがバレた時も逆に開き直った味の素やnestleのときはここまで バッシングが酷くなかったとしても無理はないだろう。 だって蛾が入ってるってそれは・・・ねぇ?


でも、ちょっと前の寄生虫が入っていた韓国や中国のキムチのときも、 今の不二家ほどバッシングはされていなかった。寄生虫も蛾も同じぐらい 気持ち悪いと思うんですが、なんでしょう、この差は。


毎日新聞では寄生虫キムチについてこう書いていた。


「冷蔵庫にあったキムチは寄生虫の卵が検出された某国製だが、 キムチ鍋では炒めたキムチを使うのがコツらしいので卵があっても問題ないだろう」


「子供の頃、野菜は虫食いが当たり前だった。慣れると、虫が付くほど美味しいと思えてきた」


「寄生虫に感染するとアレルギーを抑制できるという説を唱える教授がいる。 花粉症が抑えられるうえに、食べても太らないと聞くと、魅力的と思う」


「自分から卵を飲む気はないが、キムチで感染したらラッキーかもと鍋を食べた。 感染よりも食べ過ぎに注意すべきかもしれない」
http://web.archive.org/web/20051129174618/http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tokyo/column/news/20051119ddlk13070232000c.html


他にも、東京新聞では鳥インフルエンザについて「日本人は薬を使いすぎだ。日本では人への感染が 確認されていないのにそんなに怯える必要があるのか。寄生虫のキムチなどかえって免疫力 がつく」なんて書き出す始末。
http://web.archive.org/web/20051127030938/http://www.tokyo-np.co.jp/00/hissen/20051124/col_____hissen__000.shtml


当時、寄生虫入りのキムチなんて食べたくなかった僕は、マスコミの心の広さに 感動したものでした。寄生虫入りキムチをこんなにかばうなんて、僕にはできなかったからです。


ところが、今回の不二家バッシング。「賞味期限切れの牛乳なんてかえって免疫力がつく」 そう擁護したマスコミがなぜかいない。「蛾が入ってたらラッキーかも」そう書くマスコミが 本当にいない。なんで?誰か書こうよ。「不二家のチョコに蛾が入ってたら、それは 金のエンゼルよりもレアだ!きっと今年は最高の年になるに違いない!」とか「蛾がある チョコを食べることで、付和雷同な日本人の中にも「我」というものが目覚めるかもしれない」 って書いたらいいじゃん。なんで書かないんでしょうか。マスコミは。


つーか、そもそも蛾入りのチョコもあれ03年と05年の話なんですよね。 なんで今さら?って感じがしないでもありません。いや、確かに蛾入りのチョコは イヤですが。


というわけで、若干不二家が叩かれすぎだと思うのです。 そういえば、少し前もこれと似たようなことがありましたよね。そう、三菱ふそうの車が 炎上したり、三菱ふそうのトラクターのタイヤが走行中に外れ、母子が亡くなった事件です。


詳しいことはwikipediaでも読んでもらえればそれでいいんですが、 要は車両火災事故は毎年7000件ぐらい起こっているので、 別に三菱ふそうの車が1台2台炎上したからって特にニュースになる出来事では ない。またタイヤが外れたのも三菱ふそうの責任というより、荷物の積み過ぎ、 整備不良、不正改造によるものがほとんどで、三菱ふそうがメチャクチャに 叩かれる必要はなかった事件です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%81%B5%E3%81%9D%E3%81%86%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E9%9A%A0%E3%81%97


でも、ニュース番組ではこぞって三菱ふそうの車が炎上する映像を流し、 アホみたいに三菱ふそうを責めていました。


それに対して、トヨタが起こした事件はテレビで扱われることはほとんどありませんでした。


>欠陥放置して事故 トヨタの品質保証部長ら書類送検

>トヨタ自動車の乗用車「ハイラックス」に重大な欠陥があるのを
>知りながら、リコールなどの改善措置を取らず、5人が怪我をする
>交通事故を引き起こしたとして、熊本県警は11日、
>同社のお客様品質保証部長(55)ら幹部3人を
>業務上過失傷害の疑いで熊本地検に書類送検した。

>調べによると、3人はハイラックスのかじ取り装置「リレーロッド」が
>強度不足で交通事故を招く危険性があると認識していながら、
>直ちにリコールなどの改善措置を取らずに放置していた。

>2004年8月12日午後6時30分ごろ、熊本県菊池市隈府の県道で、
>熊本市の公務員男性(当時21歳)が運転していた
>ハイラックスのリレーロッドが破損し、
>ハンドル操作ができない状態になって対向車と正面衝突を起こし、
>5人にけがをさせた疑い。
(読売新聞) - 2006 7月11日


他にも06年4月にはトヨタがブレーキが効かなくなるという致命的な 欠陥を抱えた車のリコールを届け出たこともありました。


昔のことなので、覚えてない人もいるかもしれませんが、三菱ふそうの 車の炎上映像はニュースの時間に流れまくっていましたが、トヨタの話は 全然出てこなかったんです。


ブレーキの効かない車を売って怪我人を出したトヨタや寄生虫入りキムチは 全く問題にされない一方で、三菱ふそうは叩かれ不二家は危機的状況に 追い込まれています。


この差はなんなのか。僕はやっぱり電通テレビが抱える構造の 問題を表していると思います。


テレビというのはNHKを除き無料で見ることが出来ます。これを 不思議に思ったことはありませんか。どうしてテレビを無料で見れるのか。 出演者にギャラを払い、テレビ局の社員に給料も払わなければいけない。 なのに、テレビは無料で見れます。


それはなぜか。CMです。番組の間にCMを流してあげる代わりに企業からお金を もらっているのです。テレビ局は視聴者にCMを見て貰うためにいい番組を作り、 企業はCMを流して貰うためにお金を払います。視聴者が無料でテレビを見られる いいシステムです。


でも、このシステムは1つちょっとした問題点を抱えています。 それは、テレビ局にお金を払うのが企業だという点です。


「お客様は神様だ」つまりテレビ局にお金を払ってくれるお客様は、視聴者ではなく企業なんです。 それでも、テレビ局はCMを見て貰うためには視聴者をないがしろにはできませんから、 普段は視聴者のこともそれなりに考えています(多分)


ですが、事情が変わってくるのがCMを依頼してる企業が不祥事を起こした時です。 例えばトヨタなどのCMにばんばん金を出してくれるところが、不祥事を 起こしたとしてもテレビ局はあまりそれを扱いません。


なぜかというと、単純な話です。テレビはCMを見て貰うためにやっています。 トヨタがCMを出している番組は「トヨタのCMを見て貰うためにやっている 番組」ということになります。


さて、その番組でトヨタの不祥事を取り扱えるかどうか、という話になりますが、 それは基本的に無理です。なぜなら、その番組は「トヨタのCMを見せるために」 やっているんですよ?なのに、その番組の中でトヨタの不祥事を扱ったりしたら、 トヨタのCMがちゃんと見せられなくなるじゃないですか。


というわけで、CMをたくさん出してくれる企業の不祥事は基本的に なるべく扱わない方向で動くのがテレビなのです。 つまり不二家、三菱ふそうなんかはCMをあんまり出さないので、 テレビ局からすると、何の気兼ねもなく思う存分叩けるということです。


テレビのそういう考えが僕はあまり好きではないんですが、 今回の問題に関しては密かに少し期待していました。 この事件を契機に、食品業者の安全管理が徹底してくれれば、 それはそれでいいことだと。


もうこの際、怪しい企業にはどんどん取材に行って、徹底的に安全な企業だけを 残して欲しい。食べた次の日に下痢をするような食品を扱う企業には 消えて貰いたい。そう期待していました。


ですが、マスコミは不二家を叩き終えると、食品業界全般の闇に体当たりすること もなく、新たな獲物を見つけ出しました。そう「あるある」です。


あるあるがインチキ臭いことなんてのは前から有名だったじゃないですか。 あるあるのインチキを証明したサイトがあったり、そのサイトが雑誌で 紹介されたり、あるあるは嘘くさいっていうのは結構知っている人もいたじゃないですか。


なのに・・・なのに・・・なぜ!このタイミングで出てくるんだ!


新たな獲物を見つけると、イナゴの大群か2チャンネラーの群れように、 突撃を開始するマスコミ。じゃあ、あるあるが捏造していたんだから 「お昼のみのもんたの健康番組は嘘じゃないのか」とか「試してガッテンだけは本当なのか」 とかいう方向に行けばいいのに、それもありません。


適当な健康番組は僕もそんなに好きではないので、一度本気で 叩いてみるのもおもしろいとは思いますが、結局、今回も そこまでいくことなく終わるだろうと思います。実際、今度は政治家の発言に 飛び移って行きました。


マスコミは・・・本当に2チャンネルと似てる。


そう思った冬の夜でした。



2月3

だって「女性は子供を産む機械」みたいな発言で問題にされている大臣がいますよね。


>2030年に30歳になる人を考えると今8歳ぐらいになってなきゃいけない。
>生まれちゃってるんですよ、もう。
>あとは『生む機械』と言っちゃなになんだけど、
>装置の数が決まっちゃったってことになると、
>機械って言っちゃ申し訳ないんだけど、
>機械って言ってごめんなさいね、
>あとは生む役目のひとが、一人頭でがんばってもらうしかない。


こんな感じで発言したせいで、「差別発言だ」「子供を産めない女性もいる」 とか叩かれているわけですが、ここで柳沢大臣が言いたいことは、 明らかです。


「子供が増えないとヤバい。正直産んで貰うしか方法がないんです」


ということです。上の発言を「差別発言」として辞任を要求するとか 意味がわからん。確かに女性を機械に例えるっていうのは「失礼」か「失礼じゃない」 かと聞かれたら「どちらかというと失礼」ですが、辞任っておい。


一国の大臣のクビがそんなことでとんでたまるか。


正直、マスコミが本気で上の発言を「問題」だと感じてるんなら、 もう一回小学校からやり直した方がいいですよ。 そんな頭じゃセンター試験だって一問も解けませんよ。 マスコミよりも進学塾に通ってる小学生の方が頭いいんじゃないですか?


っていうのを前回の日記の追加で書こうと思っていたら、橋本弁護士が ちょうどそのことを弁護し、テレビで今回のことを批判していました。 僕もその番組を生で見てました。橋本弁護士すげー。


で、そのことを取り扱ったサイトも出てきてました。 なんか2番煎じになってしまったので今回の日記を書くのはイヤだったけど、僕の中で橋本弁護士の株は急上昇しました。